コミケ

コミケにいってきました。まず東浩紀さんのブースに行き、波状言論・号外をゲット。東さんに話しかけようと思ったけど最近ブログで

ぼくはどうもむかしから、男性にホモソシアルに好かれるというか、「東さんは拗ねているだけだけど、本当は俺のことを見ている」的に粘着的にまとわりつかれることが多くて、どうもこの性格は自分でももてあましている、というか困っているわけです。

とおっしゃっていたので、コピー誌を買ったらすぐその場を後にしましたw
まだ書き下ろしのエッセイしか読んでないのでそれについてだけ。
東さんは思想・批評というものは各島宇宙を一気に貫くようなアナーキーなものでなければならないと思っているようです。東さんは浅田彰さん周辺出身ですが、アカデミズムの閉鎖性を嫌うあたり、むしろ吉本隆明さんのスタンスに近いのでは、とか思いました。『ハイ・イメージ論』とかでマンガ文化が生まれたその構造を明らかにしようとしたことも『ゲーム的リアリズム』と共通するしね。そのほか、来年は動物化/社会契約論についての思想書と『ファントム、クォンタム』の単行本の二冊を出す予定だとか。

夜勤明けに寝ないでそのままコミケに向かったので、疲れで人気サークルに並ぶ気も起きず同人誌とかあんまり買わずに会場を後にしたのでした。