加藤周一さんお別れの会

一昨日21日に有楽町マリオン11階で行われた「加藤周一さんお別れの会」に行ってきました。
事前の情報によれば収容人数は600名程度でその約半数近くは関係者で埋まるとのことだったので、かなり早めに家を出て、1時間前に会場に着き、なんとか席を確保。開会前には満席となり、後から知ったのですが、大勢の人がロビーでモニター越しで見る格好になったそうです。最終的には1000人が訪れたんだとか。来場された方のほとんどはご年配の方で、20代なんてほとんど見かけず多分僕が最年少クラスだったのではないかと思う。実は他にも多くの著名人が来ていたのかも知れない。そういえば帰り間際に会話を耳にして分かったのだけど、僕の隣に座っていた女性は鶴見俊輔さんの秘書だったらしい。

黙祷の後、大江健三郎水村美苗吉田秀和が弔辞を読み(鶴見俊輔は本当は会場に来て弔辞を読む予定だったけど体調不良のため来れず他の人が代読)、その後国内外から届いた、生前加藤さんと親交のあった方々のメッセージが読まれる。「加藤さんが大学で教えていた当時、奥さんと一緒に学生達に押し寿司をふるまってくれた」とか、「まだ自分が無名の学者だった頃、自分の書いた分厚い本をドイツ語で読み、英語で書評を書いてくださり、とても感激した」など。その後、矢島翠さんが喪主挨拶をして閉会。
最後に献花をして、会場を出ました。


帰りに寄ったブックファースト新宿店では加藤周一のコーナーが出来ていた。