アーティストのオバマに対する発言・まとめ

先月発売のSIGHTでロックという観点からオバマ勝利を捉えてみる、という、いかにも渋谷陽一の雑誌らしい特集をやっていて、内容も面白かったので、特集内の記事の中から各アーティストのオバマに対する発言や行動を抜き出してまとめてみた。ちなみにオバマは「僕はブルーススプリングスティーンになれなかったから大統領になった」と語っていたらしく、ロックファンである。それにしても、グリーンデイやレイジあたりはわかるとして、普段政治的な発言を拾われることの少ないブライトアイズやアーケイドファイアといった尖ったインディ系アーティストまで賞賛しているのが「へええ」という感じだ。


Bruce Springsteen
「俺はこの35年間、アメリカについて歌ってきた。俺はそのアメリカを取り戻したい。今がその時だ。だからオバマのために立ち上がるんだ!」

ボノ(U2
「46年前にこの場所でキング牧師が語った夢が、今日実現するんだ」

スカーレット・ヨハンソン
「私はオバマに恋している!」

ビヨンセ
「私はオバマのためならなんでもする」

ウィル・アイ・アム(BLACK EYED PEAS
「僕はこれまで政治に無関心だった。」「オバマを見ているとアメリカが本来持っていた、権利のために戦ってきた人たちのことを思い出したんだ」

コナー・オバーストBRIGHT EYES
「最大の違いが前回がアンチのための投票だったが今回はオバマのためだってことだ」

ウィン・バトラー(ARCADE FIRE)
「バラクはこのクソみたいな現状を打破してくれるんじゃないかと思えた、僕の人生で初めての候補者なんだ」

ビリー・ジョー・アームストロングGREEN DAY
オバマは人をインスパイアする。この国に必要なのはそれなんだ。なぜなら僕らは疲れ果て、怒り、困惑してるから」

エディ・ヴェダーPearl Jam
「俺は誰に投票するのかは口に出しては言わない」(その後「OBAMA」と書かれた横断幕が彼の後ろを通過)

トム・モレロ(RAGE AGAINST THE MACHINE
「自分はネーダー支持者だが、今回ばかりはオバマに投票する」「オバマとは共通点が多く、共感するところがあまりに多い」

ボブ・ディラン
「人は貧しいとき純粋に高潔であることを期待するのは無理だ。しかし、俺たちには彼がいる。政治の性質をその底辺から再定義しようとしている男が。それがバラク・オバマだ」

ジェイ・Z
オバマはブルックリンの低所得者住宅に住む黒人の子供にも、自分もいつか大統領になれるかもしれないという希望を与えた」

NAS
「これまでの大統領はみんなビジネスマンにしか見えなかった。俺は初めて人間らしい大統領に出会った」

Grateful Dead
オバマ支援のためだけにバンド活動を再開

Beastie Boys
若手アーティストを集めて、選挙直前に激戦区で"GET OUT AND VOTE"ツアーを行う。

カニエ・ウエスト、スティーヴィー・ワンダー
オバマ選挙資金集めにも役立てられたコンピレーションCDに参加


参考
SIGHT vol.39(2009 spring)