万引きの罪ってオッキーナ


現在、神奈川県内のコンビニなどでこのようなポスターが貼ってあるのが見受けられます。見た瞬間違和感を感じたのだが、なんつうか、犯罪防止の目的で作られたポスターがいくらなんでもポップ過ぎやしないかと。なんか我々若者がナメられてるような気がするのである。「アッキーナが言えば守るんだろお前ら?」みたいな。
神奈川県HPによると
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/00/1197/chiji/kaiken/h21/h20090402.html

本県出身で、「アッキーナ」という愛称で、今、若者に大変人気のあるタレント南明奈さんにモデルとなっていただき、「万引きの罪ってオッキーナ」というキャッチコピーで、万引きがとても重い犯罪であることをアピールいたします。

こんな軽いノリのポスターで重い犯罪であることを本気でアピールする気があるのか小一時間問い詰めたい。重い内容を持ったメッセージは相応の心構えみたいなもんを持って伝えられるべきなのだ。例えば2年ぐらい前のナショナルのCM。あれは虚飾を排除し、必要以上に重々しい空気をまとい、エヴァンゲリオンの使徒よろしく突如として現れ全国のお茶の間を一瞬にして恐怖のどん底におとしいれたという。何かを広告する者はあーゆーのを作る想像力と人間理解が必要なのではないか。

百歩譲ってアッキーナファンには効果あるとして、長澤まさみファンとかジャニーズ好きの女子とか、二次元にしか興味ありません的な人たちには効果薄いんじゃないだろうか。ニッチというかローカルな効果しか期待できない気がしてならない私なのであった。あと、どうでもいいけど前園真聖氏の「いじめ、カッコ悪い」のCMと同じ匂いを感じた。