ニューヨークのブルックリンで生まれ育ち、
イエール大学で音楽を学んだデイヴ・ロングストレスのプロジェクト、ダーティ・プロジェクターズの5枚目のアルバム『ビッテ・オルカ』。NY出身のアーティストの実験性や前衛性と、大学で音楽を学んだというだけあって伝統的な音楽の知識とか技術によるバックボーンがしっかりしているのが魅力・・・ということみたい。民俗音楽とかそういう音楽ジャンルや専門用語に疎い僕にはよくわかりませんが、そういうのが詳しい人にはたまらないのかも。実験的で高偏差値というとトーキングヘッズという偉大な先輩がいるわけですが、やはり
デヴィッド・バーン（トーキングヘッズのボス）が彼らを気に入ってるらしいですよ。他にも彼らのライブにはヴァンパイア・ウィークエンド（やはりか！）や
M.I.A.とかの目撃情報もあるらしいです。さらにあの
ビョークもお気に入りなんだとか。まさに前衛アーティストとしては出来過ぎなくらい完全無欠の文脈や外部評価を持っているといえます。トーキングヘッズより連綿と続くインテリ・アヴァンポップの系譜を受け継ぐアーティストの最新版って感じかな。割とわかりやすくてポップなのが好きな僕でも結構楽しめました。
My Spaceみたらフレンドのところにディアフーフやディアハンター、バトルズ、グリズリーベアの名前が。まさに現在のインディシーンの中心みたいな存在なんだな。
