2008-01-01から1年間の記事一覧

コミケ

コミケにいってきました。まず東浩紀さんのブースに行き、波状言論・号外をゲット。東さんに話しかけようと思ったけど最近ブログで ぼくはどうもむかしから、男性にホモソシアルに好かれるというか、「東さんは拗ねているだけだけど、本当は俺のことを見てい…

加藤周一『20世紀の自画像』

社会を語ったり政治を語ったりというのは多かれ少なかれ「空から地上を眺める」という性質を持つ行為だと思うんだけど、加藤周一という人は評論家でありながら高みに立って傍観するという事に懐疑的だった人でした。 それは直接的な経験を重視するサルトルの…

「国際正義の論理」押村高

前半は古代コスモポリタニズムから始まり、宗教改革、十字軍、世界大戦など世界史の重要な出来事を辿りつつ、そうした背景から生まれたホッブズ、カント、ロールズ、センなどといった思想家・学者の思想を紹介し、グローバルな正義や規範の変容を描いていき…

社会学ベーシックス

世界思想社が創業60周年記念企画として社会学ベーシックスシリーズというのを刊行しておりまして(現在1巻と2巻)、どんなモノかというと全10巻で一巻につき一つの社会学的なテーマが決まっていて、そのテーマの重要な文献を20冊ほど解説するというも…

「カーニヴァル化する社会」とゼロアカ

鈴木謙介さんの「カーニヴァル化する社会」読了。宮台さんのお弟子さんだけあって知的冒険の意欲が感じられる一冊です。カーニヴァルとはZ.バウマンの提起した概念で、鈴木さんはそれを援用しつつ日本の社会を論じています。自分なりにまとめると、大きな物…

東浩紀×市川真人トークショー

11月15日、ブックファースト新宿店で行われた東浩紀さんと市川真人(前田塁)さんのトークショーに紛れこんできました。ところでこのイベント先着40人だったのですが、東浩紀さんの最近の勢いを考えるとキャパ40というのは小さすぎるんではないかと思っ…

文学フリマ

文学フリマに行ってきました。文フリに足を運んだのは今回が初めてで、今回参加したのはゼロアカ道場の同人誌が目的でした。今回ゼロアカが目当てで初参加したって人、結構いるんじゃないでしょうか。 きっとこういう輩は文フリの古参の方からはウザイとか思…

谷口功一×宮台真司「郊外/格差/共同体」

11月1日、首都大学東京で行われた社会学者の宮台真司さんと法哲学者の谷口功一さんのトークイベントに行ってきました。以下はその時に聴きながらとった「メモ」です。 ※ちゃんとしたテープ起こしではなく、情報の取捨選択には僕の価値判断が関わってるので、…