2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

クリストファー・チャーニアク『最小合理性』

あと1回かそこらでちょっとブログ休みます。ぼくもねえ、トンボつかまえたりドッヂボールしたりして遊びたいわけですよ。・ ・ ・「人間は不合理」とかフツーに暮らしてたら当たり前だろJKといいたくなるハナシではあるが、この合理性というコトバはちょっ…

岡本裕一朗『ヘーゲルと現代思想の臨界―ポストモダンのフクロウたち』

ヘーゲルと現代思想の臨界―ポストモダンのフクロウたち作者: 岡本裕一朗出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 2009/03メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 42回この商品を含むブログ (4件) を見るヘーゲルの著作の誤読あるいは独自解釈に基づくヘーゲル…

矢向正人『音楽と美の言語ゲーム』

「最近よく更新してますね」といわれますが(いわれてませんが)、以前読書ノートとったまま放置プレイしてたのを今バーゲンセールしているだけという説もあります。その辺の議論については明るくないのでぼくにはよくわかりませんが。・ ・ ・「言語ゲーム…

三浦雅弘『ことばの迷宮』

特に第一部の3章チョムスキー・クワイン論争と5章、6章の隠喩論がオモロかったんでその話をすることにしよう。・チョムスキー・クワイン論争チョムスキー・クワイン論争というのは60〜80年代、足かき20年にわたっておこなわれた論争のことで、部分的には一…

ロバート・ノージック『考えることを考える』

哲学者ロバート・ノージックが三十代にしてデビュー作『アナーキー・国家・ユートピア』を著し、注目を集めた7年後、政治哲学から一転して哲学本来の課題に取り組んで書き上げたのが本書だ。ロバート・ノージックは1938年にロシア系ユダヤ人移民の子として…