2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ダニエル・L・エヴェレット『ピダハン― 「言語本能」を超える文化と世界観』

ピダハンというのはアマゾンの奥地に暮らす少数民族。元々言語研究のためというよりキリスト教者として聖書をピダハン語に翻訳してピダハンの人々に布教するためにピダハンの村に赴いた著者だったが、やがて現存するどの言語とも似ていないピダハン語と彼ら…

ゼノン・W・ピリシン『ものと場所―心は世界とどう結びついているか』

著者ゼノン・W・ピリシンは1937年生まれ、ラトガース大学に在職し、同大学認知科学センターの所長も勤める認知科学の重鎮の一人。 チザムやシュリックといった古典的認識論の哲学者は、ある内容を持った信念が別の信念を正当化して…という一連の流れをどうや…