2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

フランソワ・レカナティ『ことばの意味とは何か』

レベルの高い分析形而上学の議論をTogetterとかで読むと論理学べんきょうしたくなるのである。というわけで今度問題集でも買ってこよっかな。 さて、本書は「フランス」で「現代」で「哲学」ですが「フランス現代思想」ではありません。 著者であるフランス…

ピーター・ディア『知識と経験の革命―科学革命の現場で何が起こったか』

訳者あとがきによれば、著者ピーター・ディアは世界的な科学史研究誌『Isis』に掲載された論文を精選して編集することを委託されたりと厚い信頼を受けている科学史研究者で、現在はコーネル大学で科学史・科学技術論を講じている。2001年刊行の本書は翌2002…

セドリック・ブックス『言語から認知を探る―ホモ・コンビナンスの心』

セドリック・ブックス。ベルギー出身で、ハーバード大学の助教授、准教授を経て、現在はスペインのカタラーナ高等研究所・バルセローナ自治大学の研究教授。 専門は生物言語学、理論言語学。 本書はハーバード大学での学部生用の講義を基にしているとのこと…