2009-01-01から1年間の記事一覧

twitterを始めてみた

巷間の人々のすなるtwitterというものを俺もしてみんとてするなり。 ちなみにこっちのほうはなんつうかもうほとんど内容皆無の誰得*1状態となっております。twitter.com/ryo_tsukakoshi *1:「誰が得するんだよ」の略。誰が得をするのかがわからない様が転じ…

山岸俊男・吉開範章『ネット評判社会』

ネット評判社会 (NTT出版ライブラリーレゾナント057)作者: 山岸俊男,吉開範章出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2009/10/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 72回この商品を含むブログ (32件) を見るアマゾンレビューにも投稿し…

アリス・W・フラハティ『書きたがる脳』

書きたがる脳 言語と創造性の科学作者: アリス・W・フラハティ,茂木健一郎,吉田利子出版社/メーカー: ランダムハウス講談社発売日: 2006/02/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 61回この商品を含むブログ (28件) を見るブログをやっている人で突然スラン…

スピッツのライブDVDが届いたよ

JAMBOREE TOUR 2009 ~さざなみOTRカスタム at さいたまスーパーアリーナ~(初回限定盤) [DVD]出版社/メーカー: UNIVERSAL J(P)(D)発売日: 2009/11/04メディア: DVD購入: 21人 クリック: 97回この商品を含むブログ (29件) を見る中はこんな感じ。 初回限定なの…

『暴走する脳科学』&『心の脳科学』

暴走する脳科学 (光文社新書)作者: 河野哲也出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/11/14メディア: 新書購入: 7人 クリック: 99回この商品を含むブログ (42件) を見る心の脳科学―「わたし」は脳から生まれる (中公新書)作者: 坂井克之出版社/メーカー: 中央公…

根井雅弘『市場主義のたそがれ』

市場主義のたそがれ―新自由主義の光と影 (中公新書)作者: 根井雅弘出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/06メディア: 新書購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (15件) を見る市場主義の牙城であるシカゴ学派の系譜について書かれた新書。市…

「駄菓子」を「大人買い」

うまいチョコモナカっていううまい棒の派生商品みたいなのがあるのだが、この間ついダンボールごと(20個入り)買ってしまった。駄菓子を大人買いするといういささか語義矛盾気味な行為。何やってんだ俺は。いやだって好きなんだもん。みんなもコンビ二など…

市川伸一『考えることの科学』

考えることの科学―推論の認知心理学への招待 (中公新書)作者: 市川伸一出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1997/02メディア: 新書購入: 20人 クリック: 150回この商品を含むブログ (59件) を見るあらゆる学問では「推論」を行っているけれど、その推論自体…

『丸山眞男の時代』竹内洋

丸山眞男の時代―大学・知識人・ジャーナリズム (中公新書)作者: 竹内洋出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/11メディア: 新書購入: 2人 クリック: 41回この商品を含むブログ (99件) を見る丸山眞男本人の著作はまだ一冊も読んでないんだけど、政治・…

『君は太陽』スピッツ

君は太陽アーティスト: スピッツ出版社/メーカー: ユニバーサルJ発売日: 2009/08/26メディア: CD購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (30件) を見るスピッツ35作目のシングル『君は太陽』をiTunesで購入。 今のところ最新ALである『さざなみCD』で…

『吉田茂と昭和史』井上寿一

吉田茂と昭和史 (講談社現代新書)作者: 井上寿一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/06/18メディア: 新書購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (12件) を見る「完全非武装と憲法改正論の両方からの攻撃に耐え、論理的にはあいまいな立場を断固と…

『科学哲学の冒険』戸田山和久

科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)作者: 戸田山和久出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2005/01メディア: 単行本購入: 20人 クリック: 134回この商品を含むブログ (136件) を見る軽妙な語り口と髭が特徴の戸田山和久さん…

YAMAZEN 文庫本ラック

本や漫画が増えて部屋がゴチャゴチャしてきたのですっきりさせたく、新書専用の本棚が欲しいなーと思ってたらAmazonで丁度いいのがあったので購入。1600円で送料無料には抗えなかった(今見たら2000円になってた)。 幅60×奥行17×高さ89cm で、普通の厚さの…

科学史における哲学者

科学その歩み作者: 藤村淳出版社/メーカー: 東京教学社発売日: 1988/04メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る本書が扱うのは科学史であるが、アリストテレスやデカルトといった哲学者も登場する。本書を読むと、今でこそ哲学と科…

セカイ系のクリティカル・ターン@カルチャーサロン青山

昨日、青山ブックセンター本店にて行われる、若手批評家の評論集「社会は存在しない」という本の刊行記念イベントに行ってきた。不調で頭フラフラ気味だったし、批評とか「セカイ系」に関する文脈情報が必要だったり、抽象的な話が続いてあんまり理解できん…

科学と科学史について

藤村淳『科学その歩み』(東京数学社) 序章の要約 「人間は考える葦である」といったのはパスカルだった。しかし、人類と自然界の諸多の動物種とをこの理性もしくは思惟という点で区別することはそれなりに理由はあるが、一面的でもある。人間の理性は文明…

音楽ネタ2つ

1.エレグラ復活テクノからダンサブルなロックまで幅広いメンツの日本最大級の屋内レイヴ・イべントのエレクトラグライドが4年ぶりに復活。 出演アーティスト発表第一弾はBATTLES CHRIS CUNNINGHAM !!! CLARK FLYING LOTUS となっている。 03年、04年と行った…

『ニッポンの思想』佐々木敦

ニッポンの思想 (講談社現代新書)作者: 佐々木敦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/07/17メディア: 新書購入: 17人 クリック: 199回この商品を含むブログ (166件) を見る佐々木敦氏『ニッポンの思想』卒読。レビューはAmazonに書きました。佐々木敦という…

『早わかり日本史』

早わかり日本史 (第2版)作者: 河合敦出版社/メーカー: 日本実業出版社発売日: 2008/09/30メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見る自分は大学受験は世界史を選んだんですが(二次試験の論述も)、最近評論などを読…

『現代思想』で加藤周一特集

現代思想2009年7月臨時増刊号 総特集=加藤周一作者: 竹内好,小森陽一,成田龍一出版社/メーカー: 青土社発売日: 2009/07メディア: ムック購入: 3人 クリック: 10回この商品を含むブログ (7件) を見る『現代思想』の7月増刊号でなんと加藤周一総特集をやってい…

福岡伸一×斎藤環 トークイベント@紀伊國屋サザンセミナー

科学者というのは一般に承認されうる知の体系を語る人々なのであるが、時として何を間違えてか詩人・文学系の素質を持った人が科学者になってしまうことがある。ちょうど何年か前に多摩川にアザラシが迷い込んだように。by俺昨日、紀伊國屋サザンセミナーに…

2009上半期 私的音楽ベスト

順不同。 あんまり新譜聴いてない上にイマイチなものと良かったものがハッキリしてたから結構簡単に選べた。Century of Self (Dig)アーティスト: And You Will Know Us By the Trail of Dead出版社/メーカー: Justice Records発売日: 2009/02/17メディア: CD…

おすすめ新譜その5 Dirty Projectors

Bitte Orca (Ocrd)アーティスト: Dirty Projectors出版社/メーカー: Domino発売日: 2009/06/09メディア: CD購入: 5人 クリック: 27回この商品を含むブログ (59件) を見るニューヨークのブルックリンで生まれ育ち、イエール大学で音楽を学んだデイヴ・ロング…

『ロラン・バルト』グレアム・アレン

ロラン・バルト (シリーズ 現代思想ガイドブック)作者: グレアムアレン,Graham Allen,原宏之出版社/メーカー: 青土社発売日: 2006/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (11件) を見るバルトの思想を一言で表すのは難しい。しいて…

交錯する時間と空間『NINAGAWA十二夜』

蜷川幸雄氏演出でシェイクスピアを歌舞伎で表現するというアクロバティックな演劇『NINAGAWA十二夜』を観てきた(@新橋演舞場)。400年前と現代、そして日本と英国という二つの時間と二つの空間をクロスオーヴァーさせるものだったにも関わらず、それらが無…

SIGHT vol.40 極私的まとめ

SIGHT (サイト) 2009年 07月号 [雑誌]出版社/メーカー: ロッキング・オン発売日: 2009/05/30メディア: 雑誌 クリック: 75回この商品を含むブログ (6件) を見るここに書いてあるのは私的なまとめです。購入を考えてる人が参考にしたりすればいいと思います。…

こんなコレクターは嫌だ〜「モギケンの帯」コレクター〜

切手コレクターとかコンちゃんのホーロー看板コレクターとか世の中にはいろんなコレクターがいるけど、「モギケンの顔写真が入った本の帯」というのも収集の対象になりうるのではないだろうか。定期的に本屋で新刊チェックをおこなっている人なら脳科学者の…

おすすめ新譜その4 The Juan MacLean

Future Will Comeアーティスト: Juan Maclean出版社/メーカー: Dfa Records発売日: 2009/04/14メディア: CDこの商品を含むブログ (7件) を見る個人的にも思い入れの深いNYの重要レーベルDFAのエレクトロ番長Juan MacLeanの2ndが出てた。1stがスルメでかなり…

江藤淳と加藤周一

昭和35年発行の江藤淳氏の著書『日附のある文章』に江藤が加藤と会談した時の体験記が載っている。以下はその一部。加藤氏は日本のノッペリした集団主義の中で鴎外や漱石を正しく受け継ぐ、西欧的な個人主義の、優しく孤独だがそれに耐える勇気を持っている…

インド料理屋さんへ行く

ずっと気になってた近所のインド料理屋さんに初めて行ってきました。ナンが意外とでかくてびっくり。も〜お腹いっぱい。 店員さんも(たぶん)インドの人で内装もインドっぽくて(いや本場行ったことないけど)インドにワープした気分でした(金がないので本…