2009-01-01から1年間の記事一覧

おすすめ新譜その3 Iron and Wine

Around the Well (Dig)アーティスト: Iron & Wine出版社/メーカー: Sub Pop発売日: 2009/05/19メディア: CD クリック: 7回この商品を含むブログ (6件) を見るUSインディの至宝、シンガー・ソングライターのアイアン・アンド・ワインの未発表曲や未編集の曲を…

我々は吉野家でテーブルごと食している

最近近くに吉野家ができたんですよ。今まで吉野家行こうとすると最寄でも3kmくらい遠くまで行かなくちゃいけなかったんで、見つけた時は「気軽に吉野家通えるぜイヤッホウ」とか思って店に入ったんです。そしたら店の中がなんつーか和風レストランみたいに…

JUMP REMIX『レベルE』

冨樫義博が幽遊白書を半ば強引に終わらせた後、HUNTER×HUNTERを始めるまでの期間に週刊少年ジャンプで異例の月一連載として描かれていた埋もれた名作『レベルE』がついにジャンプリミックス化!表紙には「HUNTER×HUNTERへと続く」とあるけど、レベルEは描か…

『レヴィナス 何のために生きるのか』小泉義之

レヴィナス―何のために生きるのか (シリーズ・哲学のエッセンス)作者: 小泉義之出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2003/03メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 19回この商品を含むブログ (37件) を見るフランス出身のユダヤ人哲学者のエマニュエル…

おすすめ新譜その2 The Boy Least Likely To

Law of the Playgroundアーティスト: Boy Least Likely to出版社/メーカー: +1 Records発売日: 2009/04/14メディア: CDこの商品を含むブログ (7件) を見るThe Boy Least Likely Toは英国バッキンガムシャー出身の男性二人組。バンジョーやトイピアノ、鉄筋、…

おすすめ新譜その1 MSTRKRFTとRATATAT

Fist of Godアーティスト: Mstrkrft出版社/メーカー: Downtown発売日: 2009/03/24メディア: CD クリック: 3回この商品を含むブログ (11件) を見るカナダ出身のギターレスのデュオDEATH FROM ABOVE 1979のベーシストだったJesse F. KeelerがDFA1979を解散させ…

『ハーバーマス コミュニケーション行為』中岡成文

ハーバーマス (「現代思想の冒険者たち」Select)作者: 中岡成文出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/07/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 5人 クリック: 19回この商品を含むブログ (33件) を見るドイツの哲学者ユルゲン・ハーバーマスは面白い人だ…

Yeah Yeah Yeahs"It's Blitz!"

NYのアートパンクバンドであるヤー・ヤー・ヤーズについては「好きなアーティスト」と自信をもって言えるほど思い入れがあるとはいい難いけど、2003年の1stの頃から、出た作品はチェックしてきたし、それなりに聴いてきた。そのヤー・ヤー・ヤーズの新作で三…

斎藤環氏、文春にてモギケンを語るの巻

先週の週刊文春で斎藤環さんが、2年ほど前にモギケン(茂木健一郎)さんとの往復書簡を試みて、承諾してくれたにもかかわらず第一信を出して以来モギケンさんから返事が来なかったことについて書いている。内容はモギケンさんの「脳科学」について。モギケン…

宮台真司『日本の難点』

日本の難点 (幻冬舎新書)作者: 宮台真司出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2009/04メディア: 新書購入: 28人 クリック: 233回この商品を含むブログ (228件) を見る発売してすぐに買って読んでみた。そして読後にAmazonにレビューも投稿してみた。今のところけ…

ミシェル・フーコー『わたしは花火師です』

わたしは花火師です―フーコーは語る (ちくま学芸文庫)作者: ミシェルフーコー,Michel Foucault,中山元出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/09/10メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 40回この商品を含むブログ (44件) を見る構造主義を代表する思想家フー…

万引きの罪ってオッキーナ

現在、神奈川県内のコンビニなどでこのようなポスターが貼ってあるのが見受けられます。見た瞬間違和感を感じたのだが、なんつうか、犯罪防止の目的で作られたポスターがいくらなんでもポップ過ぎやしないかと。なんか我々若者がナメられてるような気がする…

ALBAの表紙がエイフェックス・ツインっぽい件

こないだコンビニで見かけたALBAというゴルフ雑誌の表紙がエイフェックス・ツインの『Richard D. James Album』のジャケットに似てる気がしたので、並べて比較検証してみた。ALBAの表紙 エイフェックス・ツインのジャケ(注:コラージュしてあります) ほら…

サクラはいつもそこにある

毎年春になると近くの神社に桜を見に行ってるんだけど、今年は余裕がなくて見に行くのが遅れて満開を見逃してしまった。でもま、桜のこと書いたブログとかってみんな満開の画像ばっかだしたまにはこういうのもいいっしょ。「わびさび」みたいな感じで(?)…

下條信輔『サブリミナル・インパクト』

サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)作者: 下條信輔出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/12メディア: 新書購入: 19人 クリック: 79回この商品を含むブログ (73件) を見る人間の記憶や知覚には顕在領域の他に潜在領域があり、潜在…

Amazonレビューの投稿時間

Amazonの商品ページって「参考になった」が多いような文章全部載ってるレビューが3つあって、冒頭だけ載ってるような参考にならなかったり、比較的新しいレビューが右端のほうにずらっと載ってるじゃないですか。で、その右端のレビューって投稿日:10ヶ月前…

東浩紀にとって漫画実話ナックルズとはなにか

定本 言語にとって美とはなにか〈1〉 (角川ソフィア文庫)作者: 吉本隆明出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2001/09メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 52回この商品を含むブログ (45件) を見るすいません上の商品と本文は一切関係ありません。先月東浩紀さん…

実録驚愕事件簿 あさま山荘連合赤軍事件

思想史的に興味があったので買ってみました(457円)。これは日本でまだ思想・理想が強く生きていた時代の凄惨な事件である。この事件が日本の精神史、思想史を動かしたといっても過言ではないのである。理想や思想が強く生きてるとどういうことが起こるかっ…

Clap Your Hands Say Yeah新曲

オフィシャルサイトでダウンロードできます。 http://www.clapyourhandssayyeah.com/曲名は"Statues"。一回聴いてすぐ気持ちよくなれるタイプの曲ではないかな。このバンドは2ndで売れない路線に向かったと思うんだけど、3rdも前衛的な、売れない方向にいく…

アーティストのオバマに対する発言・まとめ

先月発売のSIGHTでロックという観点からオバマ勝利を捉えてみる、という、いかにも渋谷陽一の雑誌らしい特集をやっていて、内容も面白かったので、特集内の記事の中から各アーティストのオバマに対する発言や行動を抜き出してまとめてみた。ちなみにオバマは…

栗原隆『ヘーゲル 生きてゆく力としての弁証法』

ヘーゲル―生きてゆく力としての弁証法 (シリーズ・哲学のエッセンス)作者: 栗原隆出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2004/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (16件) を見るこのシリーズは以前サルトルのを買って当た…

現代思想の源流

現代思想の源流 (「現代思想の冒険者たち」Select)作者: 今村仁司,三島憲一,鷲田清一,野家啓一,矢代梓出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/06/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (18件) を見る現代思想の冒…

加藤周一さんお別れの会

一昨日21日に有楽町マリオン11階で行われた「加藤周一さんお別れの会」に行ってきました。 事前の情報によれば収容人数は600名程度でその約半数近くは関係者で埋まるとのことだったので、かなり早めに家を出て、1時間前に会場に着き、なんとか席を確保。…

And You Will Know Us By The Trail of Dead"The Century of Self"

ザ・センチュリー・オブ・セルフアーティスト: …アンド・ユー・ウィル・ノウ・アス・バイ・ザ・トレイル・オブ・デッド出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード発売日: 2009/02/20メディア: CD購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見るトレイ…

洋楽板の年間ベスト2008

洋楽板年間ベスト2008スレッドから拾ってきた。程よくマニアックで程よく大衆的な感じ。 自分でもよく聴いた作品は赤く表示しときました。 君の好きなアルバムは載っているかな!?(NHK教育のお兄さん口調で)1位 Tv On the Radio / Dear Science 58票 2位 …

斎藤環『心理学化する社会』(文庫版)

心理学化する社会 (河出文庫)作者: 斎藤環出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/01/26メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 80回この商品を含むブログ (31件) を見るこの人の本ははじめて読んだ。学者の中では比較的メディアの露出が多かったり(爆笑問…

高根正昭『創造の方法学』

創造の方法学 (講談社現代新書)作者: 高根正昭出版社/メーカー: 講談社発売日: 1979/09/18メディア: 新書購入: 49人 クリック: 368回この商品を含むブログ (58件) を見るちょっと前に読んだ大塚久雄の『社会科学の方法』はマルクス、ヴェーバーの採った方法…

JUMP REMIX 魁!!男塾

宮下あきらと言えば代表作は『男塾』ということになるんだろうけど、僕がジャンプを読み始めた頃にはとっくに終わってたということもあって、個人的にこれまで読んできた宮下作品は『瑪羅門の家族』『BAKUDAN 』とかマニアックなのばっかだった(いやこれら…

養老孟司他『バカにならない読書術』

バカにならない読書術 (朝日新書 72)作者: 養老孟司,池田清彦,吉岡忍出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/10/12メディア: 新書購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (34件) を見る限られた時間の中で、何を、どのように読むべきかということに…

門倉貴史『統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか?』

統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか? (光文社新書)作者: 門倉貴史出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/10/17メディア: 新書購入: 18人 クリック: 269回この商品を含むブログ (85件) を見る様々な事例をあげつつ一部の統計の、現実とのズレが生じる、その…