万引きの罪ってオッキーナ

現在、神奈川県内のコンビニなどでこのようなポスターが貼ってあるのが見受けられます。見た瞬間違和感を感じたのだが、なんつうか、犯罪防止の目的で作られたポスターがいくらなんでもポップ過ぎやしないかと。なんか我々若者がナメられてるような気がする…

ALBAの表紙がエイフェックス・ツインっぽい件

こないだコンビニで見かけたALBAというゴルフ雑誌の表紙がエイフェックス・ツインの『Richard D. James Album』のジャケットに似てる気がしたので、並べて比較検証してみた。ALBAの表紙 エイフェックス・ツインのジャケ(注:コラージュしてあります) ほら…

サクラはいつもそこにある

毎年春になると近くの神社に桜を見に行ってるんだけど、今年は余裕がなくて見に行くのが遅れて満開を見逃してしまった。でもま、桜のこと書いたブログとかってみんな満開の画像ばっかだしたまにはこういうのもいいっしょ。「わびさび」みたいな感じで(?)…

下條信輔『サブリミナル・インパクト』

サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)作者: 下條信輔出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/12メディア: 新書購入: 19人 クリック: 79回この商品を含むブログ (73件) を見る人間の記憶や知覚には顕在領域の他に潜在領域があり、潜在…

Amazonレビューの投稿時間

Amazonの商品ページって「参考になった」が多いような文章全部載ってるレビューが3つあって、冒頭だけ載ってるような参考にならなかったり、比較的新しいレビューが右端のほうにずらっと載ってるじゃないですか。で、その右端のレビューって投稿日:10ヶ月前…

東浩紀にとって漫画実話ナックルズとはなにか

定本 言語にとって美とはなにか〈1〉 (角川ソフィア文庫)作者: 吉本隆明出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2001/09メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 52回この商品を含むブログ (45件) を見るすいません上の商品と本文は一切関係ありません。先月東浩紀さん…

実録驚愕事件簿 あさま山荘連合赤軍事件

思想史的に興味があったので買ってみました(457円)。これは日本でまだ思想・理想が強く生きていた時代の凄惨な事件である。この事件が日本の精神史、思想史を動かしたといっても過言ではないのである。理想や思想が強く生きてるとどういうことが起こるかっ…

Clap Your Hands Say Yeah新曲

オフィシャルサイトでダウンロードできます。 http://www.clapyourhandssayyeah.com/曲名は"Statues"。一回聴いてすぐ気持ちよくなれるタイプの曲ではないかな。このバンドは2ndで売れない路線に向かったと思うんだけど、3rdも前衛的な、売れない方向にいく…

アーティストのオバマに対する発言・まとめ

先月発売のSIGHTでロックという観点からオバマ勝利を捉えてみる、という、いかにも渋谷陽一の雑誌らしい特集をやっていて、内容も面白かったので、特集内の記事の中から各アーティストのオバマに対する発言や行動を抜き出してまとめてみた。ちなみにオバマは…

栗原隆『ヘーゲル 生きてゆく力としての弁証法』

ヘーゲル―生きてゆく力としての弁証法 (シリーズ・哲学のエッセンス)作者: 栗原隆出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2004/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (16件) を見るこのシリーズは以前サルトルのを買って当た…

現代思想の源流

現代思想の源流 (「現代思想の冒険者たち」Select)作者: 今村仁司,三島憲一,鷲田清一,野家啓一,矢代梓出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/06/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (18件) を見る現代思想の冒…

加藤周一さんお別れの会

一昨日21日に有楽町マリオン11階で行われた「加藤周一さんお別れの会」に行ってきました。 事前の情報によれば収容人数は600名程度でその約半数近くは関係者で埋まるとのことだったので、かなり早めに家を出て、1時間前に会場に着き、なんとか席を確保。…

And You Will Know Us By The Trail of Dead"The Century of Self"

ザ・センチュリー・オブ・セルフアーティスト: …アンド・ユー・ウィル・ノウ・アス・バイ・ザ・トレイル・オブ・デッド出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード発売日: 2009/02/20メディア: CD購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見るトレイ…

洋楽板の年間ベスト2008

洋楽板年間ベスト2008スレッドから拾ってきた。程よくマニアックで程よく大衆的な感じ。 自分でもよく聴いた作品は赤く表示しときました。 君の好きなアルバムは載っているかな!?(NHK教育のお兄さん口調で)1位 Tv On the Radio / Dear Science 58票 2位 …

斎藤環『心理学化する社会』(文庫版)

心理学化する社会 (河出文庫)作者: 斎藤環出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/01/26メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 80回この商品を含むブログ (31件) を見るこの人の本ははじめて読んだ。学者の中では比較的メディアの露出が多かったり(爆笑問…

高根正昭『創造の方法学』

創造の方法学 (講談社現代新書)作者: 高根正昭出版社/メーカー: 講談社発売日: 1979/09/18メディア: 新書購入: 49人 クリック: 368回この商品を含むブログ (58件) を見るちょっと前に読んだ大塚久雄の『社会科学の方法』はマルクス、ヴェーバーの採った方法…

JUMP REMIX 魁!!男塾

宮下あきらと言えば代表作は『男塾』ということになるんだろうけど、僕がジャンプを読み始めた頃にはとっくに終わってたということもあって、個人的にこれまで読んできた宮下作品は『瑪羅門の家族』『BAKUDAN 』とかマニアックなのばっかだった(いやこれら…

養老孟司他『バカにならない読書術』

バカにならない読書術 (朝日新書 72)作者: 養老孟司,池田清彦,吉岡忍出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/10/12メディア: 新書購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (34件) を見る限られた時間の中で、何を、どのように読むべきかということに…

門倉貴史『統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか?』

統計数字を疑う なぜ実感とズレるのか? (光文社新書)作者: 門倉貴史出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/10/17メディア: 新書購入: 18人 クリック: 269回この商品を含むブログ (85件) を見る様々な事例をあげつつ一部の統計の、現実とのズレが生じる、その…

DFA関連2つ

YOUTUBEでラプチャーの新曲らしきものを発見。曲名は"No Sex For Ben"でプロデューサーがTimbaland?曲調は大体2ndと地続きな感じ?よくわかってないまま紹介。(もうラプチャーはDFAからは抜けてしまいましたが)追記 この曲は『グランド・セフト・オートIV…

Trail of Dead新作

トレイル・オブ・デッドが新作出す模様。3rd"source tags & codes"から4th 、5thとずっと買ってきてもうかれこれ6年近い付き合い。近作の壮大な世界観と初期の荒々しさが同居するアルバムになるそうで、楽しみ。 タイトルは"The Century of Self"。メジャー…

遙洋子『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』

初出は2000年ですが今更ながら読んでみました。遙洋子さんが上野ゼミに参加していた3年間をまとめたエッセイ。東京大学上野ゼミの様子が垣間見れて興味深い。上野さんは大学ではかなり厳しい様子で、自分だったらこんな環境無理だろうな、と思った。そんな…

『アレント 公共性の復権』

大学の社会思想史でアーレントをやるとのことで予習もかねて本書を購入。ところでアーレントとアレント、日本での名前分かれてるみたいなんですが、自分はとりあえずアーレントと呼ぶことにします。本書は『全体主義の起源』、『人間の条件』など代表作が大…

PAST LIVES"STRANGE SYMMETRY EP"

解散したBLOOD BROTHERSのジョニーとコーディとPretty Girls Make GravesのドラマーがJAGUAR LOVEを結成した一方で、ブラブラの残りのメンバーが結成したのがPAST LIVESである。で、そのPAST LIVESの初リリースが5曲入りのEP"STRANGE SYMMETRY EP"。自分はi…

ベストについての試論と今年の音楽ベスト

08年聴いた音楽のベストを決めてみたい。ところで、ベストとは何でしょうか。みんなどうやって決めてるんでしょう。ぱっと思いついたものがそうなのか、i-Podなどを見て再生回数で決めてるのか・・・。再生回数を基準にするなら数字で表されるので簡単に決め…

コミケ

コミケにいってきました。まず東浩紀さんのブースに行き、波状言論・号外をゲット。東さんに話しかけようと思ったけど最近ブログで ぼくはどうもむかしから、男性にホモソシアルに好かれるというか、「東さんは拗ねているだけだけど、本当は俺のことを見てい…

加藤周一『20世紀の自画像』

社会を語ったり政治を語ったりというのは多かれ少なかれ「空から地上を眺める」という性質を持つ行為だと思うんだけど、加藤周一という人は評論家でありながら高みに立って傍観するという事に懐疑的だった人でした。 それは直接的な経験を重視するサルトルの…

「国際正義の論理」押村高

前半は古代コスモポリタニズムから始まり、宗教改革、十字軍、世界大戦など世界史の重要な出来事を辿りつつ、そうした背景から生まれたホッブズ、カント、ロールズ、センなどといった思想家・学者の思想を紹介し、グローバルな正義や規範の変容を描いていき…

社会学ベーシックス

世界思想社が創業60周年記念企画として社会学ベーシックスシリーズというのを刊行しておりまして(現在1巻と2巻)、どんなモノかというと全10巻で一巻につき一つの社会学的なテーマが決まっていて、そのテーマの重要な文献を20冊ほど解説するというも…

「カーニヴァル化する社会」とゼロアカ

鈴木謙介さんの「カーニヴァル化する社会」読了。宮台さんのお弟子さんだけあって知的冒険の意欲が感じられる一冊です。カーニヴァルとはZ.バウマンの提起した概念で、鈴木さんはそれを援用しつつ日本の社会を論じています。自分なりにまとめると、大きな物…